週末!プログラミング部

ソフトウェア開発ネタを中心に自分でいろいろ調べた内容を自分の勝手な解釈で思うがままに書いくためのブログ。サンプルソースコード、API、プラットフォーム、プログラミング言語、開発環境などを調査、分析して追求いく予定です。

eclipse Embedded CDTでAMR用のベアメタル開発環境を作ってみる

eclipseを使用したARMの開発環境 eclipse Embedded CDT が便利だという話を小耳にはさみました。
eclipse Embedded CDT はeclipseにクロスツールチェーンやプラグインを追加して使うような開発環境のようです。
今回は、Windows 10 64bitマシンにeclipse Embedded CDTによる開発環境を構築してみました。(・`ω´・)b

eclipse Embedded CDTのインストール

インストール手順は以下を参考にしました。
基本的にはここに書いてあるとおりにすればインストールできました(;´Д`)

Javaをインストール

eclipseを動かすのにJDKが必要です。
ただしJDK15ではQt plug-inが動かないようなので以下からOpenJDK 11 (LTS)をインストールしました。

Node.jsをインストール

ビルドツールのインストールはxPack Package Manager(xpm)を使って行うようです。
またxpmを使うにはNode.jsが必要です。
なので、以下からダウンロードしてインストールします。

インストールが完了したらコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行して確認しておきます。

> npm --version
6.14.9
xPack Package Manager(xpm)のインストール

Node.jsがインストールできたら以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してxpmをインストールします。

> npm install --global xpm@latest

インストールが完了したらコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行して確認しておきます。

> xpm --version
0.7.1
windows-build-toolsのインストール

xpmがインストールできたら以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してwindows-build-toolsをインストールします。

> xpm install --global @xpack-dev-tools/windows-build-tools@latest
arm-none-eabi-gccのインストール

xpmがインストールできたら以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してarm-none-eabi-gccをインストールします。

> xpm install --global @xpack-dev-tools/arm-none-eabi-gcc@latest
qemu-armのインストール

xpmがインストールできたら以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してqemu-armをインストールします。

> xpm install --global @xpack-dev-tools/qemu-arm@latest
openocdのインストール

xpmがインストールできたら以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してqemu-armをインストールします。

> xpm install --global @xpack-dev-tools/openocd@latest
riscv-none-embed-gccのインストール

xpmがインストールできたら以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してqemu-armをインストールします。

> xpm install --global @xpack-dev-tools/riscv-none-embed-gcc@latest
eclipseのインストール

eclipse本体をインストールします。
以下のサイトからインストーラをダウンロードします。

インストールする際は Eclipse IDE for C/C++ Developers を選択します。 f:id:NATSU_NO_OMOIDE:20210102222211p:plain

プラグインをインストール

eclipseにCDT(C/C++ Development Tools)のプラグインをインストールします。
eclipseのメニューバーよりhelp > Install New Softwareを選択します。

Addボタンを押してリポジトリを追加します。
リポジトリは「http://gnu-mcu-eclipse.netlify.com/v4-neon-updates/」になります。 f:id:NATSU_NO_OMOIDE:20210102223606p:plain

Embeded C/C++ Cross Development Toolsを選択してインストールします。 f:id:NATSU_NO_OMOIDE:20210102224017p:plain

これでインストールは完了です!
参考になれば幸いです。